日本映画のヒット力 なぜ日本映画は儲かるようになったか

『日本映画のヒット力 なぜ日本映画は儲かるようになったか』
大高宏雄 著
2007年 武田ランダムハウスジャパン

邦画に焦点を当て、その歴史背景、現在(出版時点)の状況、
製作会社や配給会社の手法やプロデューサーたちのインタビューまで、
幅広く論じている本です。

歴史背景はよくある内容。
本自体が古いので、状況自体は参考にならない。
また、全体的にTV局の力がすごい、という雰囲気を感じました。
もちろん否定はしませんが、今はインターネットの影響も計りしれません。

とは言え、
やはり後半のプロデューサーたちの言葉は面白いのです。
それは、彼らはそれぞれの経験則から「こうやって映画を当てる」という
手管を持っているということ。

もちろん、予想外の当たり外れは当然ありますが、
それでも数本単位で見ると、見込みというものがある。

以前、ある映画の宣伝プロデューサーさんが、
「映画は決して、水ものなんかではない」とおっしゃってたのが
印象に残っています。

タイトルとURLをコピーしました