ハリウッド脚本術 プロになるためのワークショップ101

『ハリウッド脚本術 プロになるためのワークショップ101』
二ール・D・ヒックス 著/濱口幸一 訳
2001年 フィルムアート社

タイトル通り、ハリウッド流の脚本の書き方の本です。
ただ、この類の本でいつも思うのだけど、書く前に読むべきじゃない。
ここに書かれている通りのことを準備しながら書こうとすると、
1文字も進められないんじゃないかと思うのです。

オススメはやはり、フォーマットはどうでもいいので1つ作品を書いてみる。
で、その作品の推敲のために、脚本の書き方を読んでいく。
すると、自分の作品の粗が見える。直すべきポイントが浮かび上がってくるのです。

面白いなあと思ったのは、「脚本家は観客の説教はだめ」という指摘。
しかし同時に、観客は啓蒙されることも期待している、のです。
登場人物研究も面白い。
登場人物の年表や経歴書はよく作りますが、内面に注目してまとめるのはいい。
その人物の目標や葛藤があきらかになるわけです。
何より、実例として何ページにも渡る人物研究が掲載されているのが、参考になります。