マスターショット

『マスターショット』
クリストファー・ケンワーシー 著/吉田俊太郎 訳
2011年 フィルムアート社

いろんな映画のアングルを100種類紹介した本です。
本の半分が写真と図示に使われており、非常に分かりやすい。
著者は、「撮影現場でいろんな撮影方法を思いつけるように」書いたといいます。

本の中から面白かった記述をいくつか抜粋。

●ヒッチコックの定義によれば、映画のサスペンスとは
登場人物の気付いていない危機を観客だけが気づいていることを指す。
●性行為を描く上で最も難しいことの一つは、これまで何度も言われて
きたことだが、どのようにして両者の顔を同一画面に収めるかである。
●撮影現場では常に時間に追われているものだ。
作品について何カ月も時には何年も構想を巡らせることはできても、
現場ではほぼ瞬間的に撮影の新たな選択肢について考えたり
問題を解決したりしなければならない。

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