高校生のための実践演劇講座 舞台美術・照明・音響効果篇

『高校生のための実践演劇講座 舞台美術・照明・音響効果篇』
監修つかこうへい
1997年 白水社

常々、映画と演劇の類似性に注目していて、演劇から学べるものはないかと本を読んでます。
この本は技術論についてそれぞれの専門家へのインタビューでできています。
演出家=映画監督
舞台美術=映画カメラマン
照明=照明さん
音響=音声さん
と置き換えて読むことができると思います。

それぞれ刺さった言葉をいくつかまとめます。

●舞台監督
台本から意図を読取ることが必要。
何度も絵を書いて、演出家とすり合わせしていく。
人によって十人十色だから。
色でも演出できる。

●照明
機材それぞれの特性を生かして、色を作っていく。
台本を読んで、その意図を組む。
光を当てる場所、順番などの段取りを組む。
役者の立ち位置など、絵コンテを詳細に書く。

●音声
芝居と音が分離してるなあと感じることが多い。
多くの舞台は、音の意味まで考えていない。
場面の切り替わりを音や照明でやることができる。
音は背景になったり、情感になったりセリフになったりする。
音楽の選び方は、イントロを聞いて何か感じるものを選ぶ。
自分が感じないものを他人が感じることはない。
そして情景が浮かぶものを選ぶ。
芝居に合わない部分はバッサリ切る。

まとめとして、タイミング表を作るのが演劇らしいと思いました。
そしてこれは、編集ノートと考えると映画にぴたりと一致するわけです。