ピクサー流マネジメント術

これは、僕が人生で最も感動した本の一つです。

『ピクサー流マネジメント術
天才集団はいかにしてヒットを生み出してきたか』

ピクサー社。
誰もが知ってる、アニメーション映画の制作会社。
『トイ・ストーリー』『ファインディング・ニモ』などにん始まり、どれもこれもヒットしている。

このピクサー映画の“作り方”を丁寧に解説しているのが本書。

●ピクサーの制作本数

年に1本の新作を発表する。
その間、短篇映画を作る。

●ピクサーはすべての作品を自前で作り上げている

ピクサーにおいて映画企画を発案するのは、あくまで監督の役割。
監督志望者は、中心となる監督達を前に、自らのアイデアをプレゼンする。
企画、熱意などをプレゼンする。売り込む。
そしてその可能性が認められた企画だけが、次の段階に進む。
・・・(後略)

●表現に応じて、それを実現する技術を開発する

物語が第一優先。
伝えたいビジョンが先にあり、それをかなえるためにテクノロジーが必要とされる。
新技術が先にあってその技術を生かすために物語が作られるのではない。

●学び続けるためのピクサー大学の存在

ピクサー社員のための各種講座が存在する。受講料は無料。
社員として会社で働きながら、新たな技術を習得したり、
自らの技能を他の社員に教授するための場。
(後略)

・・・などなど線を引きたくなる箇所だらけ。

『Mr.インクレディブル』のブラッド・バード監督の言葉も深く深く、心に刺さりました。

ジョン・ラセターが『トイ・ストーリー』を作ったのは、誰かに「オモチャを主人公にした映画を作れ!」と命令されたからじゃない。
オモチャ好きが高じて「オモチャの映画を作りたい!」と主張したから。
『ファインディング・ニモ』のアンドリュー・スタントンは魚好きだし、
『モンスターズ・インク』のピート・ドクターは、押し入れのお化けがどこに消えたのか、気になって仕方なかった。