絵コンテの宇宙

01企画・準備

『絵コンテの宇宙』
森山朋絵 監修
2004年 美術出版社

CM、映画、アニメ、CG・・と様々な映像における絵コンテを取り上げた本です。
美術展の展示を元にした書籍のようで、実際に展示を眺めているような構成になっています。

10人ほどの映像作家の作品と絵コンテが
本人が解説する文章と共に並んでいます。

上手だったり、ごちゃごちゃ描き込まれてたり、文字だけだったり。
絵コンテが第一稿、第二稿・・と変化をしていく様子も興味深い。
あるCMディレクターは「絵コンテとは、映像でコミュニケーションするときの大事な道具ですよね」と書いています。

個人亭に、最後の最後に登場する、ジャーナリストの方が書いた「絵コンテについての日米の違い」についての考察が面白かったです。
絵コンテとストーリーボードの違いに、日米の文化の違いが現れているとのこと。

絵コンテについて学ぶというより、その幅広さを垣間見れる本となっています。

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