『生成AIで映画を作ってみた』
Yuji Skai 著
2025年 技術評論社
タイトル通りの本。
具体的な作品作り体験の解説とともに、著者が感じたAI映画制作についての意見が参考になります。
・AIはストーリーを作ってくれない
・映画『ジュラシックパーク』は、技術の進歩が雇用に与える影響も浮き彫りにした。新しい技術に適応できた人もいれば、古い技術とともに職を失った人々も存在した。これは技術革新が常にもたらす両面性なのだ。
・注目すべきは、やはり人間とAIの共創関係だろう。
最終的には、AIを道具として使いこなす人間の創造性と感性こそが、作品の価値を決定づけるはずだ。
・AIには、生成が得意な内容とそうでないものがある。
自動車の動きや自然現象などは、予測可能性が高い。一方、「ヘルメットを取る」などの動画は予測が難しい。
具体的なツール名も並ぶものの、やがて駆逐されていくものもあるでしょう。
著者の次の言葉が個人的に刺さりました。
・誰がやっても高品質、という創作環境が定着するほど、技術依存の「映像の洗練度」ではなく、AIが苦手とする「独創的な物語構築」で付加価値を高めていく必要が出てくる。
・生成AIも映像クリエイターの立ち位置を変えることになる。
今後、クリエイターには、技術者からストーリーテラーへの転換が求められる。

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