『漫画バイブル5 コマ割り映画技法』
塚本博義 監修
2007年 マール社
いわゆる、漫画の手引書です。
でも、タイトルに惹かれて手に取ってみると、これが結構参考になったのです。
漫画の描き方も、映画に役立つな、と発見です。
映画のカット割と、漫画のコマ割りを比較。
その演出の違い。
カメラワークを意識した絵の描き方。
ズームイン・アウトやパン・ティルトの描き方など、
絵コンテの描き方に通ずる部分もあり。
漫画の演出法、というのは考えたことがなく面白かった。
右から左、上から下へと読者の視線をうながす。
ページ見開きをイメージしてコマ割りを演出する、など。
また、漫画はセリフの文字や大きさ、効果音の表現も演出の一つです。
ここは映画と違うところですね。
いやあ、参考になるところもならないところも、面白かった。