『サ・ン・ト・ランド』
長谷川 町蔵 著
2017年 洋泉社
映画音楽についての論評本。
2000年代の映画とその音楽を見渡せるような内容になっています。
Chapter1 音楽の使い方と監督について
Chapter2 ディズニー他音楽の使い方について
Chapter3 音楽と俳優について
・・・と、Chapter10まで続く、充実の内容。
今はタブレットやPCで映画を見ることも増えましたが、映画館で映画を見た後は、そのストーリーとともにその音楽にも浸り切っているのではないでしょうか。
本書は、音楽とその映画の背景についても楽しく読むことができます。
こんなの読んじゃうと、どれも無性に観たくなりますね。
僕も90年代、サントラ(=映画のサウンドトラック)収集が趣味で、300タイトル分くらいCD(!)を持ってたのを覚えてます。
2000年代の映画が中心なので、僕の記憶とはズレるのが少々残念でしたが、十二分に楽しめました。
『8 Mile』のエミネムを聴いて外に飛び出し、自転車で猛スピードで走ったこと、ランディ・エルフマンを聴く度にあったかい気持ちになったこと、そして、『ロッキー』を聴きながらジョギングしたことなどを思い出しました。
取り上げられた曲を、YouTubeやSpotifyで探して聞いてみるのもいいかもしれません。