体感ヤマガタ

『体感ヤマガタ』
川島信治 著
2009年 三帆舎

山形国際ドキュメンタリー映画祭の20年を追った、この本自体もドキュメンタリーです。
しかし、ドキュメンタリーって難しいなあと思うんです。

背景となる歴史、深い洞察、興味を引く切り口・・といったものが求められるわけです。
それを、テーマに沿って描いていく。
事実をまとめる、過剰な演出をしない。
ストーリーとして起伏があったり面白おかしく見せられるわけでもない。

よほど、主題が興味深く、相手を惹きつけるものである必要があるんですね。
そうなると、主題探しが一番重要であり、主題との関係性がすべて、とも言えます。

とにかく、あらゆるジャンル、文化にまつわる作品があるのだと思う。
それらの作品が、審査に通り、上映されてきた。

何がいい作品なのか、という基準が、著者の好みである、というのも気になりました。
つくづく、ドキュメンタリーって難しい。

ドキュメンタリー作品ってどんなものがあるのか、
それを知るだけでも一読の価値はある本です。