『映画館の入場料金は、なぜ1800円なのか?』
斉藤守彦 著
2009年 ダイヤモンド社
映画の配給・興行の歴史をひもといていき、映画の入場料金の経緯を追って行く本。
年代別の興行収益、なんていうのはよく本に出てますが、入場料金という視点での変遷は珍しいです。
そういえば、僕が高校生の頃(20年前)から考えると、映画の料金はときどき変わっている気がしますね。
著者は、「映画館は観客の味方であるべき」という視点で業界構造に切り込んで論じていきます。
映画を作る人もいれば、買ったり売ったりする人、そして見せる人もいる。
それぞれ、違った仕事なのだと理解できます。
映画業界の、「見せる」ことに興味ある人は抑えておきたい内容でしょう。
最後の、映画館チェックリスト100もおもしろいです。