『<日本製映画>の読み方』
武藤起一・森直人・編集部 編
1999年 フィルムアート社
80年代90年代を代表する注目の映像作家を紹介し、日本映画の今後を分析する本です。
ちょっと古いのは否めませんが、少し前の映画業界から今の状況を見てみるのも面白いと思います。
この本のいいところは、単にヒット作だけを挙げたものではなく、アート系や政治系など、幅広いジャンルにスポットを当てているところ。
つい、自分の好きなジャンルばかり詳しくなってしまいがちだけど、こうやって広く俯瞰できるのはいい。
最後は、日本映画の歴史や、ミニシアターとシネコン、今後の映画の作り方まで論じていきます。