鈴木敏夫のジブリマジック

『鈴木敏夫のジブリマジック』
梶山 寿子 著
2009年 日本経済新聞出版社

言うまでもない、スタジオジブリの本です。
言うまでもない、ジブリのプロデューサーの本です。

ナウシカからポニョ、ゲド戦記まで、歴史を追いながら、ジブリと鈴木敏夫について論じていきます。
宮崎駿論ではなく、鈴木敏夫伝であるところが面白い。

これは完全にプロデューサーの本と言っていいでしょう。
鈴木敏夫が、どう「鈴木組」を作っているのか、人との付き合い方、交渉術はどうなのか。
非常に参考になり、真似できるところ、できないところもある。

特に、監督との付き合い方の部分は興味深かったですね。
親友だと言う押井守監督の言葉が印象に残りました。
「僕たちも自分の作品が全部分かっているわけじゃない。だからこそ、(プロデューサーには)作り手を説得するくらい、自分の言葉で強力に語ってほしい」

彼の話し方、人とのやり取りは、ポッドキャスティング“鈴木敏夫のジブリ汗まみれ”で聞くことができます。

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