シネマ狂躁曲

『シネマ狂躁曲』
梁石日:著
2009年初版 光文社文庫

著者の梁石日は、『月はどっちに出ている』などの原作者として
有名ですね。
この人の凶暴で、どこか哀しい文体は好きでよく読みます。

この本はフィクションの形式をとっていますが、
映画制作に取り付かれた人びとを描いた、ほぼドキュメンタリーです。

一度映画を作りたいと思ったら、後先考えずすべてを犠牲にして突っ走る!
そんな人間達が登場します。

いろんな人を巻き込んでスタートする映画制作。
すごく感情移入して読んでしまいました。

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