現代・日本・映画

『現代・日本・映画』
田中英司:著
2003年 河出書房新社

26人の日本人監督を通して、日本映画を見てみよう、という本です。

監督論というのは、著者の好き嫌いが出てしまうものですが、
この本は淡々と分析し、著者の考えをまとめています。

下手すれば単なる言葉の羅列になってしまう、監督との対談集とは違い、
一人一人の監督を作品の評論とともに進めているので、
作品を見てみる参考書にもなっています。

時代時代の作品は、つまり、時代そのものを映している。

僕もまあ、自主映画ですが、日本人監督です。
僕の作品はどうしても、日本の文化や風土、生い立ちからは
逃げられないんだろうな、と思いました。

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