描きたい!!を信じる 少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方

09その他

『描きたい!!を信じる
少年ジャンプがどうしても伝えたいマンガの描き方』
週刊少年ジャンプ編集部 作
2021年 集英社

僕は映画作りの参考になりそうなら、どんなジャンルの本でも読みますが、これはプロの漫画家を目指す人のための本。
タイトルの通り、少年ジャンプの編集部が監修しています。

短いお題に対して、プロの漫画家たちが実際にネームを描いて、それを解説しているのが参考になります。
僕は自分の描いた絵コンテ、1コマ1コマすべて細かい解説ができますが、漫画家も同じなんだ、と知ることができました。

いいなと思った箇所を引用します。

・ジャンプで活躍する複数の漫画家に相談したところ「ノウハウ紹介に偏ると、読んだ人が『こう描かないといけない』って囚われて手が止まっちゃうと思うよ?」という反応をもらった。

・世の中には作画や作劇に関するノウハウ本やネットの記事、動画などがあふれており、役立つものも少なくありません。しかしプロの漫画家こそが「もっと重要なのは、技術より前の段階のマインドの話」「描きたいことを固める前にノウハウに囚われるのは悪影響」と考えていたのです。

・正解を探して行きづまったり、失敗が怖くて手が止まったり、スランプになったりした時には、この本を開いてほしいと思っています。

・実は「漫画の描き方」の話をするよりずっと、そもそも自分にとって「描きたい漫画」とはどんあものなのかを描き手それぞれが見つける方が新人にとって大事なのです。

・特にまだ何がやりたいのか見えていない人には、物語づくりなど教えるのが難しいんだよね。やりたいことが固まっていれば、具体的に伝えられるんだけど。

・好きなものを描く。描けることを描く。結局それが早い。細かい技術は、ステップが進んだ後の方が役立つ。

・「何を見せたいのか」を決めて強弱をつける。

作家陣への豊富なアンケートもあり、その中であるプロは次のように答えています。
「プロがスタッフと一緒に原稿を仕上げる時間や作業量の話はよく目にしますが、一人で原稿を仕上げる大変さに触れる情報が少なく感じました。ほとんどの新人が最初は一人作業から始めるにもかかわらず」
これは僕が映画づくりのメルマガを書いたり情報発信する理由とまったく同じです!

「トレーシングペーパーの使い方」「枠線の太さ」「デジタルツールの紹介」「データのバックアップ方法」など、細かい情報やテクニックもあり、マンガを描きたい新人にとって充実した内容となっていると思います。

さすが少年ジャンプ編集部、尾田栄一郎や吾峠呼世晴といったビッグネームも登場します。

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