『ルーカスを超える』
寺田憲史:著 2000年初版 小学館
その昔、サラリーマンになって最初の年、
仕事がどうしても楽しくなくて、
会社の帰り道に、いつも本屋に立ち寄っていました。
そんな時、目に入った本です。
この本は、著者がアニメーターとして仕事を始めてから、
やがてハリウッド関係者とつきあうまでを描いています。
映画・メディア論も展開します。
いわゆるノウハウ本でもなく、何かすごいものを得た、
というわけではないものの、どこか「業界」に憧れを持って
繰り返し読んだのを覚えています。
当時の僕の気持ちの奥底を温め続けてくれた本です。