演技のインターレッスン—映像ディレクターの俳優指導術

『演技のインターレッスン—映像ディレクターの俳優指導術』
ジュディス ウェストン 著/吉田 俊太郎 訳
2002年 フィルムアート社

これは良本です。
原題は『DIRECTING ACTORS』〜役者を演出するということ。
つまり、監督、演出家のための本なんです。

ひたすら、リザルト演出をしないこと、という内容を繰り返します。
リザルト(結果・結論)演出とは、どうしてほしいか、どう行動するかだけを演出するというもの。

「怒って」「セクシーに」といった形容詞ではなく、「相手を非難して」「抱きしめて」という動詞で指示を出す。
監督は、セリフの抑揚などについて指定するのではなく、そのセリフの意味目的をしっかりと説明すべき。

・・・などなど、監督をやる上での指針が多く書かれています。
これは、著者が役者出身、という背景が大きいのでしょう。

タイトルとURLをコピーしました