『演劇入門』
平田オリザ 著
1998年 講談社現代新書
平田オリザ本は二回目の紹介です。
監督を目指す人は読んでほしい本です。
演出家が求めるものと役者が表現するものとは、など、
演出家と役者をつなぐものについて繰り返し書かれています。
また、シナリオを書きたい人にも読んでほしい。
関係の近い二人の会話だけでは、その空間を表現することが難しい。
そこに、距離感のある第三者が加わることで会話に説明が生まれる…
僕が考えた例です。
おじいさん「なあ、あれとって」
おばあさん「はいよ」
第三者「おや、おじいさん、どうしたのそんな格好して!」
おばあさん「いやね、今日はおじいさん、お出かけなんですよ…」
なるほど、と思いました。