『映画をつくる』
山田 洋次 著
1978年 大月書店
山田洋次監督が映画についてのあれこれを語っている本です。
ずいぶんと古い本ですが、内容は一切新しいも古いもないと思います。
(写ってる監督の写真が、恐ろしく若いですが)
「自分はごく日常の、市井の人しか描けない。だから目立たない」
というようなことを書かれてたのが印象に残った。
感銘を受けた個所をいくつかご紹介します。
●リアリティーにはこだわる。
周りの人物、ものを徹底的にリアルにすることで、
真ん中にいる寅次郎という現実感のない人物をリアルにする。
●日本のことを考えて、日本人のために作る作品だからこそ、
国際的になれるのではないか。