レイ・ハリーハウゼン大全

『レイ・ハリーハウゼン大全』
レイ・ハリーハウゼン/トニー・ダルトン 著
矢口誠 訳
2009年 河出書房新社

本当に興奮しました。この名前を聞いてピンと来る方向けの本です。
『アルゴ探検隊の冒険』『シンドバッドの冒険』『キング・コング』。
そういった作品のモンスターを作ってきた、ミニチュア特撮アニメーションの祖。
特撮映画マンになることを夢見ていた僕のヒーローです。

300ページ以上もあるフルカラーの大判の書籍です。
本と言うより図鑑ですね。
6600円で、なかなか個人で買う本ではないかもしれません。
※図書館で借りました。

今のようなコンピュータグラフィックスではなく、手作りで作って行く。
モンスターや恐竜、未知の生物を一体ずつ、イメージイラストを描き、身体の構造を考え、組み立てる。
その行程の写真、構造のデッサンのほか、当時の特殊撮影の方法も図式で解説します。

もちろんそのほとんどが、時代遅れ。
でも、映像の魅力は今でも色あせることはありません。
そして、その考え方はこれからも変わりません。

頭の中の、ある部分をビシビシと刺激してくる本でしょう。

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