エンターテイメント映画の文法  〜ヒットを約束する脚本からカメラワークまで

『エンターテイメント映画の文法
 〜ヒットを約束する脚本家らカメラワークまで』
純丘 曜彰 著
2005年 フィルムアート社

これは本当に、「文法」の本です。

アバーヴ・ザ・ライン、シャレイド、リアスキュウ、
トーン対位法、スニーク・イン、エスタブリッシュカット…
はっきり言って、聞いたことのない単語のオンパレード。

理論武装をしたくて、頭から入る人にはぴったりの本かと思いますし、
同時に、既に作っている人が確認するにはいい本だと思います。

ただ、初めての人はとっつきにくいかな。

「フィールド(撮影現場)に出てからカメラワークを考えればいい、
などと思うのは絶対に止めましょう。そんなことをしている間にも、
1分1秒、人件費や機材レンタル費が垂れ流されていく。
この浪費を防ぐことこそ、プロデューサーとディレクターの最大の責務であり、
それを可能にするのは、ストーリーボードなどの徹底したプレプロ(事前準備)です。」

など、激しく共感する部分が多々あります。

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