『村上龍映画小説集』
村上龍:著
1998年初版 講談社文庫
自分自身が人生に迷いまくっているからか、僕は自伝的小説が大好きです。
この本も、著者の自伝的小説風にまとめられています。
麻薬とセックスに明け暮れる主人公のものがたりは、僕自身の青春時代とは
似ても似つかないものですが、どこかひかれて、3回程読んでます。
主人公は、麻薬とセックスを楽しんでいるわけではなく、
自分のおかれた状況に迷い、でもなすすべもなく流されていきます。
それを淡々と、映画を随所に交えながら進める筆致に、僕は酔いました。
追記:
あまりに惹かれた僕はその後、映画と人生のエッセイサイトを作りました。
http://eigastory.com/