『シネマ食堂』
飯島奈美 著
2009年 朝日新聞出版
映画でフードスタイリストとして活動する著者が、
数々の映画のなかに登場する料理を調理・紹介する本です
基本的にはレシピ本に分類されるでしょう。
映画のエピソード満載、というわけではありません。
ただ、こんな料理出てたっけ?みたいな、
ちょっと好きな映画を思い起こさせる出来になっています。
個人的には、『クレイマー、クレイマー』に登場するフレンチトーストがすぐに出てきますね。
料理一つ一つが美味しそうなのはもちろんですが、
料理というのは、写真が大事なだあと思いました。
それはつまり、映画の中でどう描くか、どう撮るか、ということ。
同時に、「物語の中での位置付け」としての料理も立派な登場人物(?)なんだろうなあとも思いました。