『メイクアップ ハリウッド』
カオリ・ナラ・ターナー 著
2001年 角川書店
ハリウッドで活躍する日本人メイクアップ・アーティストの回想録です。
いわゆる成功本。
かなりの運もあるとは思いますが、やはり行動力が尋常じゃないなと思います。
人と違う行動をすることでひょんな出会いがあり、想像だにしない世界に向かっていく。
注意点としては、メイクのスキル本ではありません。
著者は、メイク専門ではなかった、というのが面白いところだと思います。
メイクさんというのは、俳優の一番近くで時間を過ごすひと。
だからメイクのスキルだけでなく、コミュニケーション能力がかなり求められるんだな、という発見もありました。
美味しいおにぎりを作って話題になったり、マッサージが得意であちこちから声がかかったり、役者の話し相手になったり。
僕のドンピシャの世代だからか、知ってるスターの名前がぽんぽん飛び出して、読んでいて楽しかったです。