『シネマティック・フォトの撮り方』
上田晃司 著
2021年 幻冬舎MOOK
映像を扱う著者の書いた、
<シネマティック=映画っぽい>写真の本です。
一眼レフを使った写真の撮り方なので、
ビデオカメラや映像とは違う面もありますが、
構図やシチュエーション別の考え方などとても参考になります。
特に、映画的な演出をするとき、
「何がシネマティックなのか」という
自分なりの判断基準を持つことはとても重要。
この本では、大量の写真を例に出して
レンズや構図、光の使い方などについて解説していきます。
「ストリートは、背景を決めてから被写体が入ってくるのを待つ」といったテクニック、
夕暮れ・都市・ポートレートといったシーン別の考え方、
Photoshopを使った加工法も参考になります。
動画編集についても少し触れられていますが、こちらはおまけ程度ですね。
カメラを持って外に出ていきたくなる本でした。