『あなたの魅力を演出するちょっとしたヒント』
鴻上尚史:著
2000年 講談社
舞台で有名な著者の書いた、自分の身体の表現力を
バージョンアップする知恵の詰まった本です。
役者が読むのがベストな気もしますが、
僕は、監督の演出方法の一つとして読みました。
かれこれ数回読んでますね。
この本を読んだ後から、僕の演出方法が少し変わりました。
「もっと悲しそうに!」みたいなかけ声だったのが、
「お腹の下辺りに力を入れてこっちの方を見てセリフを言って」
といった具合に、役者の表現力を若干調整するような話し方に変わったんです。
同時に、自分自身の話し方も変えました。
スタッフや役者が多く集まる撮影現場で、
やはり監督らしく締める所は締めないといけません。
僕自身も、時々演じてるんですよね。
※文庫版として再販売されたんですね。
(2021.1追記)