『演劇は仕事になるのか?』
米屋尚子 著
2011年 彩流社
タイトルから感じる内容とは、ちょっと違うかもしれません。
まじめに演劇界を考察した本です。
特徴的なのは、文化的施設だけでなく、
一般の趣味の演劇団体にまですそ野を広げていること。
内容が、自主映画にも当てはまるなあということで紹介しました。
著者は、ビジネスモデルよりも、
集団運営、劇場管理といった組織体制について多くまとめています。
(作品を作るという)芸術の才能の上に、
集団の運営という才能も一緒に要求するような仕組みは、
不必要にハードルを高くしている、と。
これは同感。