一秒四文字の決断 セリフから覗くフランス映画

『一秒四文字の決断 セリフから覗くフランス映画』
山崎剛太郎 著
2003年 春秋社

常々、フランス映画のセリフは独特だと感じてきました。
詩的、と言うべきでしょうか。
説明口調だったり、状況解説的なアメリカ映画のセリフと違い、
あのフランス映画の翻訳はどんなものなのか。
そんな気持ちで読んでみた本です。

著者は長年、フランス映画の字幕翻訳を手掛けてきた人物。
この本の中で、数多くの映画のセリフの翻訳の背景を解説していきます。

やはり、直訳のセリフは、恐ろしく意訳されていることを知れます。
字幕の世界の本はどれもそうですが、「言葉」の重みをすごく感じます。

自分の書くシナリオのセリフも、限りなく贅肉を落としたいものだと
改めて思いました。

タイトルとURLをコピーしました