『神山健治の映画は撮ったことがない』
神山健治 著
2009年 STUDIO VOICE BOOKS
アニメーション監督が、映画制作について自身の考えを語った本です。
一人語り・インタビュー・対談、の三部構成。
これ、かなりいい本ですね。
前半は、企画・脚本・演出・編集など一通りの方法論がまとめられています。
○主人公の動機に共感できるかどうかが肝。刑事ものや探偵ものは事件がやってくるから、動機を作りやすい。
○音楽はストーリーを説明することができる。しかしタイミングを間違えると出落ちになることも。
○監督とスタッフ。現場でのコミュニケーションが映画を決める。
3つ目の記述が、一番納得できました。