映画ビジネス

09その他

『映画ビジネス』
和田隆 著
2025年 クロスメディア・パブリッシング

過去から現在までの映画史を「ビジネス」として一気に俯瞰できる一冊です。

昭和生まれの僕にとって映画といえばハリウッドでしたが、近年はかつての精彩を欠き、代わって日本映画が「儲かる」時代として再注目されています。
著者は映画業界の記者。フィルムからデジタル、IMAX、配信サービスへと目まぐるしく変わる技術や流通の変遷を、業界史として鮮やかにひもといています。

「作り方の歴史」としても読めます。
監督の出自やそれぞれの制作手法、そして、スタッフそれぞれの役割についても明快に解説されます。
(役割の必要性は、予算面から見て重要ですからね)

僕自身はメルマガ等で「地べた」の視点を発信してきましたが、この本はいわば「神の視点」。
「シナリオの書き方=売れている原作を押さえる」といった、大手や商業製作の解説がベースになるため、自主映画、個人映画では「ステップアップのための情報」と見てもいいでしょう。

内容はとにかく幅広く、サイレントから映画館の歴史、SNS宣伝、#MeToo運動、アニメ、地方映画祭まで網羅。
教養本としても楽しめます。

AIや映画というフォーマットがこれからどうなるのか。
そんな未来に想いを馳せつつ、業界を目指す人には「こんな道もあるよ」という示唆を与えてくれる、充実した一冊でした。
特典の「必見映画250」リストも参考になるでしょう。

映画ビジネス 映画を観るのが好きな人から専門家まで楽しく読める映画の教養 | 和田隆 |本 | 通販 | Amazon
Amazonで和田隆の映画ビジネス 映画を観るのが好きな人から専門家まで楽しく読める映画の教養。アマゾンならポイント還元本が多数。和田隆作品ほか、お急ぎ便対象商品は当日お届けも可能。また映画ビジネス 映画を観るのが好きな人から専門家まで楽し...
タイトルとURLをコピーしました